初心者教室「現代川柳入門」

第17回「卵」添削から

▽ムラムラと妬心十ケの目玉焼き  内田久子
 上五の「と」が説明になる。十ケの「ケ」も気になる。「個」だろう。そこで、妬心の凄さを少し、いやいや大いにオーバーに言うことで川柳はおもしろくなる。
〇妬心ムラムラ数えきれない目玉焼き

▽ゆで卵快心の出来なかなかに 清木和子  
「に」という助詞で終わるのは弱い。なかなかに「難しい」という言葉を読者に期待せざるを得ない。むしろ、幾つになっても、まだまだ亡母のようにできないと言う気持ちが前句の玉子焼きと共に伝わってくるのである。。
○快心の出来はまだまだゆでたまご


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◎第18回題「りんご」 投句締切2013年12月10日(必着)
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交友プランニングセンター内 現代川柳「川柳入門」係
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